3Hの生活 

トリプルエイチのセイカツ
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人生初のルー無しカレー

※ちょっと長めの記事です。

夫のsesamiさんが先週末に「安い!」と言って買い込んだバナナが
見事にダメになってきた。悪くなってないけれど、熟して柔らかくなりすぎて
手で持ちながら食べるのが困難な感じ。
「これはもう冷凍バナナにするしか・・(´・ω・`)」と夫。


そこで先日NHKのサラメシで見かけた
完熟バナナ入りカレーを作ってみることにした。
サラメシでは賄いメシとして作られていて、完熟したバナナとりんごなどを使い、
かなり美味しそうだったのだ。
料理番組ではないので大雑把な調理風景が写されているだけで、
レシピなどはなかったけれど、そこは高級レストランの賄いメシなので、
もちろんルーなど使っていない風。
せっかくなので、私もルーなしのカレーにチャレンジしてみることにした。

初めて作るのでまずはネットでざっくりとレシピ&手順検索。
こういう、いろんな方法が無限にありそうな料理を作るときはざっくり調べ、

いくつかのレシピのいいとこ取りをして適当に作る事が多い私。
あまり一つのレシピを厳格に作る、みたいなことはしない。

だって、一つに縛られると絶対足りない調味料・食材があって、
買ってこなきゃいけなくなるしさー。
だから色々レシピを見て、足したり引いたりしながら家にあるもので作る。
(そのせいかいい加減な味になることも多し。)

ではルー無しカレー作成開始。
まずはみじん切りの玉ねぎ2個、炒める。

img20140621_211507.jpg

炒めているのと平行して、チキンスープをとる。
実は今回、チキンスープをとるのに使ってみたい食材があった。
それがこれ。

img20140621_211611.jpg
地元スーパーで売っていた不思議食材。
なんと、かつお節の鶏肉バージョン!!


原材料のところに鶏胸肉って書いてある。

img20140621_211715.jpg
鶏胸肉をかつお節製法で削り節にしたものなのだ。
これを使えば鰹出汁を取るのと同じくらいお手軽にチキンスープが取れるのかな!
ワクワク!
そんな夢と希望を胸に衝動買いしてしまったのだった。
(鶏ガラからスープ取るのって時間かかるし面倒くさすぎだよね。)


さっそく試してみる。
見た目はちょっと色の薄いかつお節って感じ。
沸いたお湯に適当に掴んで入れ、少し煮だしてみる。

img20140621_213327.jpg

ちょっと味見。
おお!ちゃんと湯にチキンの香りと味が!
味の方はやや薄い感じもするけれど、これは私が入れた量が少なかったのかも。
香りの方は十分なくらいだ。
これは使える!使えますよ!テンションが一気にあがった。
この鶏肉削り節がもっと広まってメジャーになればいいなぁ。
がんばれ!株式会社丸本さん。ちなみに普通のかつお節より安かった。

さて、チキンスープはひとまず横に置いておいて、
引き続きアメタマを作りつつ別の作業をする。
人参、ジャガ芋を切って、肉にカレー粉を揉み込んでおく。

img20140624_115425.jpg

チキンスープのくせに入れる肉は豚肉(しかも薄切り肉)っていう。
ありあわせの食材で作っているからこういうとこバラバラ。


いい感じに玉ねぎが茶色になってきたので
というか疲れてきたので、
(根性ナシ。薄茶色よりちょと濃いくらいまでは頑張った。)
トマト缶を2缶投入。
そしてカレー粉も投入。大さじで2杯半くらいはいれたかな?

img20140621_213302.jpg

2缶いれたらちょっと多いかな・・と迷うも、
面倒臭いのでえいっといれてしまう。
トマト缶を入れたらしばらく煮詰める。

スープでもトマトソースでも、トマト缶を使うとき、すぐに他の水分を入れるより
しばらく煮詰めたほうがトマトの酸味が飛んで旨味が凝縮される気がするので、
必ず煮詰める私。あくまで当社比。ホントのところは分かりません。

トマト缶をグツグツ言わせてる間にジャガ芋、人参、カレー粉を揉み込んだ肉を炒める。

img20140624_115457.jpg

おお、なんかこの時点で結構美味しそうだし
このまま別の味付けして食べてもいいんじゃないかみたいな気持ちに。
長々と色々やっているうちにお腹すいてきたらしい。


誘惑に負けず、油が回るくらい炒めたら、鍋に入れる。
チキンスープもここで入れる。

img20140624_115707.jpg

うーん、色はトマトトマトしてるけど、なんか既に美味しそうだな・・。

後は煮込みターンだ!もうやること無いね!と思ったら間違いだぜ!
まだ入れるものがある!

img20140624_115808.jpg

そう。最初の本題、完熟バナナ。
とりあえず、2本分入れてみる。


フープロ使うの面倒なので、スパイスミルで潰す。
こんな感じ。

img20140621_213926.jpg
結構ちゃんとゲル状になる。
このIKEAで買ったスパイスミル、ホント優秀だよ。
けっこう使い道があって便利。

さて、完熟バナナを入れたら今度こそ本当に煮込みターン。
バナナとコンソメを入れた直後の写真がこれ。

img20140624_122341.jpg


しばらく煮込んだ後の写真がこれ。
img20140624_123940.jpg

おお!カレーっぽくなってる!やったね!
最終的な味の調整は、塩と胡椒、ウスターソースでしました。

さて、無事に出来たのはいいけれど、ダイスのトマト缶を崩さずにそのまま入れたので、
ところどころにトマトが形あるまま残ってる・・。
それの何が問題か?といえばsesamiさんは大のトマト嫌い。
ケチャップやミートソースはいけるけど、形があるのはまず食べられない。

味はもう全くトマッティじゃないけど、食べられるかなぁ・・これ。
帰りを待って、皿に盛る前に味見をしてもらう。
いきなりお皿で出すのは危険すぎるからね。


やっぱり目ざとくトマトを見つけ、
「・・・(;・∀・)。o0(トマト、入っていますよ?)」と、
無言のまま目で訴えてくる。
「大丈夫!全然トマトの味しないから!」と、食べるように促すと
一口食べたあとは、「あ、トマトじゃないね!美味しい、美味しい。」という反応。
無理してる様子もないので一安心。

ではようやく、お皿に持って頂きます!

img20140624_125236.jpg

旨!うまいじゃないか!!
ルーを使った「日本の家庭のカレー」とは全然違う味になってしまったが、
これはこれでかなり美味しい。

とろみはしっかりあるけど、ルーのカレーより重たくなくてさらっとしている感じ。
でも、野菜の旨味とコクがちゃんとある。
チキンスープも結構いい働きしたのかもしれない。

ただ、ご飯にかける前に味見した段階では丁度いいと思っていたのに、
実際に食べてみるとけっこう酸味を感じた。
完熟バナナもう一本入れても良かったかも。

sesamiさんの評価は「10点満点中7点。」
理由は「ルーで作るこってりした家庭のカレーが一番好きだから。
こういうヘルシーなカレーもこれはこれで好きだけど!」だそうだ。

ふむー。そっかー。確かに気持ち分かる。
こってりしたガツンとパンチがあるカレー、私も大好きだから。

しかし、そんなことを言いつつおかわりをし、
後日冷凍したのもしっかり食べてくれたsesamiさん。
YOU、けっこう気に入ってんじゃん・・。

「トマト、形が残ってたけど食べられたね。」と、私が言うと
「形は残ってたけど、トマトの味しないもん。あれはトマトじゃないよ。」という夫。
けしてトマトを食べたとは認めたくない様子。
彼のトマトへの心理的抵抗はいぜん高いようだ・・。

さて、色んな事をやってみて、時間はかかったけれど
かなり楽しいカレー作りだった。

次回の課題としては、いかにグレービーな日本のカレーに近づけるか!?ですな。
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生キャラメルあれこれ。

 現在、生キャラメル自作に絶賛ハマリ中だ。
 初めて作った時の経緯は以前のエントリーを読んでもらうとして、
 その後作り続けて、様々な工程の変化があったので、
 まとめてみることにする。

 最初、私は生キャラメルを
 「砂糖」、「バター」、「水」、「水飴」、「生クリーム」
 で作っていた。
 しかし、ネットで調べてみると実に様々な生キャラメルレシピがあり、
 色々作ってみたくなってきた。

 そこで、最初のレシピの
 「水飴」を「はちみつ」に変え、「生クリーム」を「牛乳」に変えて、
 作ってみた。

 ところが、出来上がった生キャラメルの食感がザラザラしている。
 煮詰め具合や固まり方も以前作ったものと同じはずなのに、
 何故かベタベタ具合もひどい。

 「???火加減や作り方の作業は全部いつもどおりに
 やったのになぜ???」
 と思い、ネットで調べてみた。(何でもネット検索。便利。)

 この、ザラザラは砂糖が結晶化したことによるものらしい。
 そして、あるHPにこんな一文が。
 「砂糖は衝撃を加えすぎると結晶化して、ザラザラになる。
  水飴は衝撃を加えても結晶化しにくいので、
  結晶化してほしくないお菓子作りの場合等には水飴を加える。」

 なるほど!
 「水飴」を「はちみつ」に変えたし、
 結晶化なんて知識全然なかったからガシガシ混ぜて煮詰めていたよ!
 本のレシピに「水飴」が使われていたのは、結晶化を防ぐ
 という意味があったのかー、と納得。

 で、別日に今度は「水飴」はきちんと入れ、
 「生クリーム」を「牛乳」にという変更点だけで作ってみた。
 煮詰める間のかき混ぜる頻度も少なめに。

 しかし、作っている途中から何故か液体がツブツブしている・・。
 ヤな予感しかしない・・。
 煮詰め切って食べてみると、やはりザラザラしている。
 
 何で!?何でですか!?
 水飴入れたじゃん!
 水飴入れれば結晶化しないんじゃなかったの!?
 という疑問で胸いっぱいに。
 目の前のザラザラしたキャラメル(のようなもの)を
 見つめながら、悲しい気持ちが湧いてくる。

 何故、はじめに作った時は成功したのに、
 今回は結晶化したんだろう。
 「水飴」を入れてることは違いがないのに。
 違いは「生クリーム」or「牛乳」ということ。
 しかし、ネット上のレシピでは牛乳を使ったものも
 たくさんあるし、それで失敗したとはちょっと考えられない。

 そこで思い出した。
 結晶化した時はどちらも、途中で火が止まってしまったのだ。
 今使っているガスコンロにはセンサーがついていて、
 鍋底の温度が一定以上になると火が止まる
 というシステムになっている。
 センサー解除もできるのだが、使うたびにいちいち解除ボタンを
 押さなければいけない。中華鍋を頻繁に使う私にとっては
 ちょっと迷惑な機能だ。
 (中華鍋はメンテナンスのために空焚きが必要。)

 生キャラメルを煮詰めるときもかなり鍋底の温度が上がるので、
 途中で火が止まってしまったのだ。
 私は何も気にせずそのまま続行したが、
 もしかしたら、アレが原因だったのかも!と思い至った。

 そこで再びネット調べ。(ネットって便利。2回目。)
 そうすると、やはり砂糖の結晶化には「衝撃」だけではなく
 「急激な温度変化」も要因になるということが分かった。
 厳密には「温度の低下」らしい。
 どうやら「砂糖」と「水」を混ぜて加熱した後、
 それが溶けて「水飴状」になるにはある一定の温度以上に
 なることが必要で、
 それを下回ってしまうと結晶化してしまう、ということらしい。

 なるほどー。
 それでキャラメル作りの工程で途中で入れる
 「生クリーム」やら「牛乳」やらは
 必ず温めて下さいって注釈ついてるんだな。

 なるほどー。
 一つ一つのことにちゃんとこういう意味があるのね。

 だんだん理由がわかってきたので、
 センサーを解除し温度が下がらないようにして
 何回か作ってみた。

 すると・・成功ー!!
 「牛乳」でも「生クリーム」でもどちらも上手くいった。
 (失敗を含めるとこの時点でもう何回作ってるのか既に分からない。)
 そして、温度の低下とかき混ぜすぎにさえ気をつければ
 「水飴」を入れなくても、きちんとなめらかに作ることが出来た。

 逆を言えば結晶化しにくいように「水飴」を入れても
 温度が低下したりしてしまえば、ザラザラになる、ということだ。

 シンプルなのに色々発見があるキャラメル作り。
 作り方を少し変えるだけで、違う味になるし
 とても面白い。

 先日、パントリーをチェックしたら砂糖の消費量が
 少し、いやかなり恐ろしかったが、
 (しかも作ったキャラメルをほぼ自分一人で消費
  してることを思うとより恐ろしい。)
 まだまだ、作り続けてしまいそう。
 
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母と東京一日旅行 平成中村座編

 さて、お待ちかね!平成中村座5月大歌舞伎だ。
 
 浅草の浅草寺雷門前で妹Yと落ち合う。
 妹Yは大学がとても忙しいらしく、少しお疲れ気味。

 それでも、大好きな歌舞伎、しかも見る機会の少ない
 中村座とあって嬉しそう。

 私も中村座に行くのは初めてなので俄然テンションが上がる。


 中村座は隅田公園内の特設会場での上演。
 特設会場は何回か行っている新橋演舞場とは
 だいぶ違っていて、本当に江戸時代の芝居小屋、
 といった雰囲気。
 20120520_182802.jpg
 何となく、格式高い感じの無い、親しみやすい入り口。

 入り口のところは開場を待つ人で混みあい始めていた。
 私と母と妹Yも、イヤホンガイドを借りるかどうか等を
 相談しながら、開場をじっと待つ。
 
 20120520_182941.jpg
 中村座、と書かれた酒樽(?)
 歌舞伎座の入り口には必ずこういうのがあるが
 どういう由来があるんだろう。

 入り口をくぐって中に入ると、
 職人さんの実演販売のブースがあり、
 その奥にお弁当やグッズ売り場のスペースが。

 歌舞伎は鑑賞しながら食べる幕の内弁当も楽しみの一つ
 ということで、まずはお弁当を三人分ゲットする。
 夜の部ということで、完売御礼の札がついたお弁当もチラホラ。


 劇場内は土足厳禁ということで、
 入り口でビニール袋を渡される。
 中に入ると、内装は更に江戸情緒だたよう感じだった。
 江戸時代の芝居小屋に近い雰囲気を目指している、
 ということがよく分かる。

 椅子の席と、
 20120520_183116.jpg
 


 お座布団の席。
 20120520_183404.jpg


 お座布団の席なんか、本当に庶民的な雰囲気で
 (席代は庶民的ではないのだが。笑)
 昔の芝居小屋もこんな感じだったのかなぁと想像してしまう。

 20120520_183135.jpg
 中村座の提灯。カッコイイ。

 20120520_183242.jpg
 オイラのお席。着いて数分しか経っていないのに、
 既にゴチャゴチャして汚い。

 舞台の上にかけられている縞模様の幕も、
 普段とは違う色あいに見える。
 中村座仕様の特別なものなのだろうか。

 さて、今回の演目は、
 「毛抜き」    (主役 中村橋之助)
 「志賀山三番叟」 (主役 中村勘九郎)
 「髪結新三」   (主役 中村勘三郎)

 どれも面白かったのですが、
 色んな意味で度肝を抜かれ、心を打たれたのは
 何といっても「髪結新三」!
 さすがの勘三郎、といった内容でした。
 
 髪結新三のストーリーをざっと説明すると
 お金に困った材木問屋の女将が自分の娘に婿をとり、
 その婿にお金を持ってきてもらって(持参金)
 問屋を立てなおそうとする。
 しかし、その縁談が嫌な娘さんとその恋人の丁稚は
 髪結師の新三に入れ知恵され、髪結新三の家に
 娘さんを隠し、一緒に逃げることに。
 しかし、娘さんが自分の家に来たとたん新三の態度が一変。
 娘さんを人質に、材木問屋からお金を巻き上げる事を画策。
 そこへ、地元の親分さんや
 新三が住む長屋の大家さんも絡んできて・・。
 娘さんの運命やいかに!?新三は結局、身代金をゲットするのか?
 というお話。

 つまり、中村勘三郎演じる髪結新三は悪役。
 作中では、刑務所帰りの札付きのワルってことになってます。

 ところがこれがカッコイイのよ。
 ワルなのに。悪役なのに。
 歌舞伎はワルい役が格好いいってこういうことなのかぁ、
 と今回はじめて実感しました。

 いつもの人の良さそうな勘三郎のイメージはどこへやら。
 ギラギラして、危なくて、ものすごく攻撃的で、
 だけど強烈に魅力的。
 そんな勘三郎を初めて見ました。
 
 お嬢さんを自宅に連れ込んだ後の帰り道、
 髪結新三の態度が豹変する場面です。
 雨が降りしきる中、丁稚と二人での帰道。
 丁稚が買った番傘を独り占めして、
 「近寄るんじゃねぇよ、濡れるじゃねぇか。」といった風に
 突き放します。
 
 あれ?さっきまでの優しそうな髪結いのオジサンは何処いったの?
 どうしてそんなに顔つきが変わっているの??
 見ている私も丁稚と同じ立場みたいに、ドキドキします。
 嫌な予感で胸がいっぱい。
 新三の目つきが残酷で、これぞピカレスク・ロマンといった雰囲気。

 そして材木問屋のお嬢さんを手篭めにして、
 押入れに閉じ込めて(ほんとにヒドイね。)、
 取り成しにやってきた地元の親分さんとやりとりする場面。
 
 江戸時代の地元の親分さんといえば、まぁつまりヤクザ。
 それを相手に一歩も引かないふてぶてしい態度で
 「この女は俺のことがスキでついてきたんですよ。」
 と言います。
 その、親分さんをちょっと小馬鹿にしたようにクスリと
 笑いながら言う仕草も、いかにもワルい男といった感じで
 色気たっぷりです。

 あぁ、カッコイイなぁ。ワルいなぁ。とウットリしてしまいます。
 
 やはり、平成中村座と言えばやっぱり主役は中村勘三郎。
 中村一門で盛り上げる舞台とはいっても、
 中心の勘三郎はやはり別格で光り輝いておりました。
 
 最後の演目で中村勘三郎の魅力を思う存分味わった、
 そんな平成中村座でした。
 
 
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母と東京1日旅 根津美術館編

 最近、母がよく東京に来る。
 主に歌舞伎を観劇するためだが、
 それというのも妹Yが歌舞伎にどっぷりハマってしまい
 妹Yに誘われて、以前よりよく来るようになったのだ。

 母にとっても、たまの上京はいい気晴らしになるようで、
 私も色々な所に行けるのはうれしいから、
 できる限りお供をするようにしている。
 最も、母のほうが私の夫に気を使い、
 (母としては実家の親が嫁だけを呼び出して、
 連れ歩くのを良くないことだと捉えているようだ。)
 時々お供を断られる時があるけれど(笑)。

 今回は根津美術館のKORIN展と
 平成中村座の5月大歌舞伎、夜の部を見にいった。

 KORIN展は尾形光琳を特集したもので、
 何でも母によると、光琳の燕子花図屏風と八橋図屏風が
 同時に展覧されるのはとても珍しいらしい。

 浮世絵は好きだけれど、図屏風や茶室の装飾や
 襖絵などの正統派の日本画にはあまり興味がない私。
 それでも、珍しい企画と言われると
 ついつい見たくなってしまう。

 表参道駅で降りて、ハイソサエティーな街並みを
 通り抜けて現地につくと、
 平日昼間なのにものすごい人出!

 見回して一言。
 「老人ばっかじゃん!」(失礼。)

 いや、実際に口に出してはいないですよ。
 でも、見渡す限りお茶やってそうな高齢のご婦人や、
 骨董品が好きそうなおじいちゃんばっかりで驚く。
 やっぱり、尾形光琳ってそういう人達が
 見にくるものなのか・・。
 着物の人も多く、
(これが浮世絵の展覧会だと普段着っぽい着物が多いのだけれど、
 KORIN展では高そうなのを
 シャキッと着こなしている人が多い。)
 見とれてしまう。

 中に入って早速鑑賞する。
 目玉となっている燕子花図屏風と八橋図屏風の他にも
 幾つか伊勢物語のカキツバタの歌の場面を描いたものが。
 「燕子花図屏風しか知らなかったけど、
 光琳てこんなにカキツバタ描いてたのねぇ。」
 と驚く母。
 「よっぽど伊勢物語のこの場面に思い入れが
 あったんだねぇ。」と言い合う。
  
 展覧会会場はそれほど広くなく、
 すぐに燕子花図屏風に辿り着く。
 並び合うようにして、八橋図屏風も飾られていた。

 燕子花図屏風の10年後に書かれたものが
 八橋図屏風、ということなのだが、
 同じカキツバタを描いた屏風絵なのに
 確かに違いがあって面白い。
 並べて飾られてあるので、違いも分かりやすい。

 しかし、正統派の日本画を見慣れていない私、
 そしてそういった美術的知識も皆無なので、
 違うことはわかるけれど、違うからどうなのか、
 ということは良く分からない。

 母の解説をフガフガ聞きながら、
 何となく納得したような気分になった。
 とにかく尾形光琳って後々まで影響を与えた
 凄い人だったんだなぁ。

 美術展後半では尾形光琳の絵を
 まとめて編纂し復活させた酒井抱一に
 スポットが当てられていた。

 そして、その酒井抱一が光琳の絵を元にして描いた
 青楓朱楓図屏風に今回一番感動してしまった。
 (光琳画のものは、失われてしまったらしい。)
 KORIN展に来て、光琳の絵ではなく
 後に描かれた模写に感動するなんて、
 と思わなくもないけど。
 しかしその模写の図屏風の堂々たる迫力に、
 光琳が描いたオリジナルはいったい・・と
 胸がワクワクした。

 根津美術館は純日本風の庭園も見所とのことで(母情報)、
 展覧会を見終わった後は庭に出る。

 広い庭園内を巡っていると、池があり、
 そこにはたくさんのカキツバタが。
 少し時期が遅かったようで花のさかりは過ぎていたけれど、
 先ほど見たばかりの燕子花図屏風そのままの風景。
 
 先ほどまで、薄暗い館内で荘厳な日本画の
 世界のカキツバタを見ていた。
 今は明るい日差しの中、鮮やかな、現実のカキツバタを見ている。
 すごく不思議な気分だった。
 単純にスゴイなぁ、と思うと同時に、
 わざわざ庭園内に図屏風そのままの風景を作るなんて、
 根津美術館を作った人はすげぇ貴族趣味だったんだなぁ、
 昔の金持ちってスゴイなぁと
 下世話な考えが浮かんでしまった。

 庭を一巡りしたところで時間はちょうどお昼時。
 お腹も空いたことだし、本日のメインイベント、
 平成中村座に備えて、いざ浅草へ!

 
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生キャラメル作り

 幼少期にデイリークイーンというマイナーな
 ファーストフード店のキャラメルソフトクリームが
 好きになって以来、キャラメル味のお菓子が大好きだ。

 塩スイーツの先駆けで、塩キャラメルが流行った時は
 嬉しすぎて塩キャラメル味のトッポ、塩キャラメル味のクランキーと
 目に付く物を片っ端から買って、
 塩キャラメル味の駄菓子は制覇しちゃったんじゃない?
 と思うくらい食べた。
 特にクランキーは気に入って、暫くの間、
 冷凍庫に常備していたなぁ。

 そんな訳で、いつかキャラメルを自作してみたいと
 思っていた私。
 今回、あるレシピ本に出会ったのをきっかけに、
 ついに作ってみることにした。

 その本とは、こちら。
 様々なフレーバーの生キャラメルの作り方の他、
 汎用的に使えるキャラメルソースや、
 キャラメル味のお菓子のレシピがたくさん載っている、
 写真も美しくて見ていて楽しい本。

 こちらのレシピをそのまま写すのはアレなので
 詳しい材料の分量は本で確かめてもらうとして、
 今回は実際にやってみた手順だけを書いてみます。

 まずは材料たち。
 20120520_162134.jpg

 砂糖、バター、生クリーム、水飴、
 そして写真には写っていないけれど、お水。

 お菓子を作る時は毎回思うけれど、今回も思ったよ。
 こんなに砂糖入れんのかよ・・・。
 いやー、自分で作ってみると、お菓子というものに
 いかに砂糖やバターがふんだんに使われているか
 分かりすぎるほど分かってしまうね。

 材料のうち、水、水飴、バター、砂糖を鍋に入れ
 弱火で溶かしていく。
 20120520_162205.jpg

 
 
 10分を目安に煮詰めていき、多少固くなったところで、
 人肌に暖めておいた生クリームを入れる。
 下の写真は生クリームを入れた直後のもの。
 20120520_162616.jpg
 一瞬、泡がブクブクブクーと立つが、
 アワが落ち着くと写真のような色になる。


 液体が入り、固さがまたゆるくなるので、
 かき混ぜながら、弱火で再び煮詰めていく。
 20120520_162659.jpg

 

 ブクブクと沸騰させながら、グルグルとかき混ぜながら、
 調度よい固さになるまで煮詰める。
 20120520_162735.jpg
 見た目としては、泡がたくさんたって、
 少し白濁した色になり、鍋をかき混ぜる時に
 鍋底が見えるようになってくる。

 そうなったら冷水の中に一滴垂らしてみて固さを確かめる。
 指で水の中のキャラメルが掴めるようなら、出来上がり。
 水に溶けたり、柔らかすぎるようなら、もう少し煮詰める。

 程良い固さになったら、クッキングシートをひいた
 バットに流し入れる。
 20120520_162804.jpg
 う・・。少し焦げた部分のがダマになっちゃってる・・。


 その後、冷蔵庫で冷やし固め。

 固まったらシートごとバットから出す。
 20120520_162834.jpg
 お、おぅ・・。写真だけ見るとちっとも美味しそうに見えない・・。
 遊星からの物体X・・。

 
 気にせず、遊星からの物体Xを食べやすい大きさに刻む。
 20120520_162857.jpg
 ザクザクザク。
 切ると思いの外、見慣れたキャラメルっぽい。
 良かった・・。


 20120520_162927.jpg
 切るときの注意は、切り離したらくっつかないように、
 キャラメル同士を離して置いておくこと。
 知らずに写真のように一箇所に固めてサクサク切っていったら、
 後で酷くくっついて、引き剥がすのに苦労しました。


 今回は作ったキャラメルをワックスペーパーで包んでみた。
 可愛さに負けてお菓子作り用品店で衝動買いしてしまった
 ものの、全く陽の目を見ずにしまい込まれていたヤツを
 引っ張りだしてくる。
 20120520_163000.jpg
 君もようやく出番が来て良かったね。

 

 20120520_163043.jpg
 ワックスペーパーを小さめに切って包んでいく。


 20120520_163103.jpg
 包んでみると・・あらヤダ!それなりにそれなりっぽく見えるじゃない!
 やったね!

 

 ということで、全部包んで自作キャラメルの出来上がり。
 20120520_163126.jpg


 さて、肝心のお味は・・。
 甘っ!!! 脳天直撃するほど甘ぇぇぇえぇ!!
 た、確かに濃厚でいかにも生キャラメル!
 って味だけど、これは甘すぎるのでは・・・。

 試しに、夫に食べさせてみたら、ドーナツ・プラントの甘いドーナツを
 コーヒー無しで食べられるくらい甘いもの好きなあの夫が、
 「これは・・結構甘いね・・。」と。

 うーん、やっぱねぇ。ちょっと甘すぎるよねぇ。
 レシピ通りに作ったのだけれど、
 煮詰め方によっても味が変わってくるのかも。
 
 しょうがないので、後日、少しレシピを変えて、
 バターと砂糖の量を減らし、その分水の量を増やして
 もう一度作ってみた。
 20120520_174629.jpg
 何故か最初に作ったものより、色が濃い。
 砂糖もバターも量を減らしているから、
 色は薄くなりそうなものなのに、不思議だ。
 奥が深いぜ。キャラメル作り。

 食べてみると、お、ちゃんと甘さが抑えられている。
 味はちゃんとキャラメル味。そして、クリーミー。
 口の中で溶ける感触は、生キャラメルっぽい。
 ひとまず、成功かな。

 最初に作った超濃厚生キャラメルも、食べてるうちに
 その甘さに病みつきになってしまい、
 (ホントに血管切れそうなくらい、甘かったけど)
 結局1〜2日のうちにほとんどを一人で食べてしまいました。

 
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酒粕から甘酒

 よく立ちよるデパ地下で、酒粕をみつけたので
 甘酒を作ってみることにした。

 以前、米こうじと白米で甘酒を作ってみたことはあるが、
 酒粕を使うバージョンは初挑戦。
 酒粕から甘酒を作る方法も一度試してみたかったんだー。
 何でも、酒粕から作るほうが美味しいという
 噂を聞いていたので。

 酒粕から甘酒を作る場合、出来るだけ美味しい酒粕を
 入手するのがキモらしいです。
 まぁねー、酒粕と水と砂糖で作るんだもんねぇ。
 酒粕がほぼ味を決めるようなもんだもんねぇ。
 ということで、今回はちょっと奮発して
 ジュンマイダイギンジョーの酒粕。

 今回参考にしたレシピはこちらのサイト。
 安心のAll Aboutさん。

 ではまず、重さを測ります。
 20120129_111524.jpg 
 測ってるのにテキトー。
 本来は100グラムのところをまぁ、このくらいでいっか、
 と、鍋の中にボチャボチャ。
 いや、だって塊になってるのチマチマほぐして
 100グラムきっちりにするの、面倒くさかったんだもん。
 キッチリ計量が必要なお菓子づくりはできない性格。

 酒粕の袋を開けた瞬間から、吟醸香っていうんですか?
 (もやしもんで読んだ。)
 すごく良い香りが立ち上ってくる。
 確かに、フルーツのような、メロンのような感じもする。
 けれど、一番最初に思い出したのは、
 サクラの油性ペン、マイネームのかほり・・。
 あれもバナナっぽい良い香りするよね・・。
 吟醸酒ファンの人に殴られそうですが。


 測り終わったら、鍋の中に投入。
 20120129_111557.jpg
 あとは、しばらく放置。
 酒粕が溶けるまで待ちます。




 夜に入れて、翌朝の状態がこれ。
 20120129_111616.jpg
 まだ結構溶け残って、崩れてない。
 まだもう少し置いておいたほうがよさそう。
 更に12時間ほど放置。




 20120129_111632.jpg
 合計で18時間ほどほっておいたものがこちら。
 さらさらとして、なめらかになりました。
 うん、これなら大丈夫そう。
 
 後は火にかけて、砂糖としょうがを入れるだけ。
 やだ!簡単!!
 っていうか、ほとんど私、何もしてないじゃない!
 料理とかって言えないくらい簡単じゃない!

 とかって思っているうちに出来上がりました。
 熱々のを湯のみに入れてはい完成ー。
 20120129_111652.jpg

 ゴクリとひとくち。
 うん!美味しい。
 沸騰してからも結構火にかけて、グツグツさせましたが、
 まだしっかり吟醸香が残っている。
 すごく良い香り。

 そして、アルコールの舌を刺す感触がじんわりと。
 ピリピリまではいかなくて、心地よい感じ。
 一番近いのは、サヴァランを食べた時のあの感じ。
 
 意外だったのは、結構酸味もあること。
 もっと、甘さだけの甘酒になるのかと思ってた。
 もう少し室温で発酵させると、甘くなるのかな??
 
 湯のみに一杯飲むと、ほんとうに体が温まります。

 sesamiさんにも飲ませてみました。
 「美味しいけど、僕は米こうじで作ったヤツのほうが
 好きだな。」とのこと。
 なるほどねー。
 確かに、米こうじのヤツのほうが
 お米を糖化した自然な甘さって感じがする。

 でも米こうじで作るやつは温度管理がめんどくさいんだよー。
 ちょっと高くても低くても何か酸っぱくなるし。

 酒粕で作る方が簡単だし、味も安定している。
 私としてはこっちのほうがいいなぁ。

 さて、本当はこの日の夜に車の運転の練習をする予定でしたが、
 甘酒が予想以上に酒テイストだったので、
 「酒気帯び運転になったらヤだね。」
 ってことで中止になってしまいました。(笑)
 計画性がないと、ホント駄目ですね。

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吉原で!ブラ青文!

 今年の目標は、探っ検〜探っ検〜ぼっくのまっち〜
 チョーさんみたいに色んな所に出かけて探検する!
 ということで、ブラタモリに触発されて
 吉原散策に行ってきました。

 話は逸れますが、ブラタモリに出ている
 アナウンサーの久保田アナって可愛すぎじゃない?
 顔も含め全体の雰囲気が。
 あれで人妻とは思えん。
 吉原編予告の久保田アナの笑顔とかもう、
 キュートすぎてその笑顔だけでご飯3杯はたべられるわ、
 みたいな。
 はい、どうでもいい話でしたね。

 さて今回は、高校時代の友人Kさんと夫のsesamiさんと
 という、初のメンツで吉原観光。
 Kさんと夫は大学時代の友人同志でもある。
 
 三ノ輪でKさんと待ち合わせして、
 とりあえず、散策前に腹ごしらえってことで
 土手の伊勢屋に。
 ここは天プラの老舗店!
 以前に本で見かけてから常々行きたいと狙っていたお店。
 つーか、吉原大門のすぐ真向かいにあるのね。
 知らなかったなぁ。

 行ってみると、5人ほど並んでいる。
 お!これならあまり待たずに入れそうじゃない??
 ってことで早速並ぶ。
 お店から出てきた人たちが記念写真を撮って
 帰っていくのも有名店ならでは。
 結構サクサクと列が進み、
 20分くらいで店内に入ることが出来ました。

 店内は味のある木造家屋。長年使い込んできましたよ、
 って感じの艶があちこちに出ている。
 ふと壁を見ると「有形文化財」の文字。
 きっと、江戸時代も変わらず、
 吉原の行き帰りの客達が天麩羅食べていたに違いない。
 
 天丼はイ、ロ、ハと三種類。
 イが一番安くて、順に具材が増えお値段も高くなるというシステム。
 私はロ、sesamiさんはハにしました。
 それと、なめこ汁。
 天ぷらってすごく待つ印象がありましたが、
 座ってすぐにお茶と香の物を出され、
 それをゆっくり食べているうちに丼がやって来ました。
 さすが老舗。システマティックに無駄が省かれているのね・・。
 
 食べてみると・・・
 イカがうっめぇぇぇぇー!!
 何これー、何これー。
 しっかりと全体に火が通りつつも柔らか。
 イカの甘味がしっかりと感じられる火のとおり加減。
 「イカが美味い・・。」と思わずつぶやく。
 そして穴子。まずデカい。丼からはみ出しています。
 食べると、ジューシー
 油がたっぷりのっていて、身もすごく柔らかい!
 口の中でホロッと解ける感じです。
 「穴子も美味い・・。」と呟く私。
 
 まぁ、こんな感じで夢中で食べました。
 ボリューム満点だったので
 最後の方は食べきるのにちょっと苦戦しましたが。
 もうワンサイズ小さいのでも良かったかな・・。
 
 満足満足〜、とお店を出て振り返ると、
 「本日売り切れ」の文字!
 えぇえ!ラッキィ!
 私達の後は2組くらいしか入ってなかったよ。
 滑りこみセーフ!
 
 テンションも上がった所でお約束の記念写真をパシャリ。
 
 

 さて、土手の伊勢屋さんからもうすぐ見えるところに
 有名な「見返り柳」があります。
 遊郭を訪れた人が去りがたい思いで
 何度も振り返って見るので見返り柳という名前になったのだとか。
 

 
 何か、天気が悪かったせいか、オドロオドロしく写ってますが。
 
 この見返り柳を過ぎて、曲がりくねった道を進むと、
 今昔を通じての桃源郷、吉原の入り口に。
 ちなみにこの道、吉原の様子が見えないように
 わざと曲がっているんだとか。
 一回視線を遮ることで、非日常感を演出しているそうなんですね。
 江戸時代からそんな工夫がなされていたのか、と驚きです。

 曲がった部分を通り抜けると「吉原大門」の門柱が。


 これが、遊女の足抜けを絶対に許さないように
 常時見張りが立っていた、唯一の出入り口、吉原大門かぁ〜。
 昔はどんな姿だったんだろう。
 もちろん木造だと思うけど、さぞ、趣がある建造物だったんだろうなぁ。

 大門をくぐり、いよいよ東京一のソープ街へ。
 ソープのお店が並ぶ横道に入った途端・・
 想像以上!想像以上の異空間・ワンダーランドぶり!

 とにかく、ズラッと並ぶ特殊浴場≒ソープの
 店構えがまず壮観!
 それぞれが独特で凝った建物になっていて、
 (普通の所ではまずお目にかかれないデザイン。)
 それが一つの通りにずらっと並んでいる迫力。
 入口一つ一つに、案内役の男性スタッフが立っていて、
 それがまた独特の雰囲気を醸し出している。

 そして、自分たちの男一人・女二人というグループの
 場違い感がすごい!!
 入り口に立っているお兄さん達から「何なのあんた達」
 っていう視線がバシバシ飛んでくる。
 えぇぇえ。吉原を観光地としてアピールしようという
 動きもあるってウィキペディアに書いてあったのに、
 観光目的で来てるのウチら以外にいねーじゃねぇかよぉぉぉ。
 
 だいたいは、男の人が一人で歩いている。
 それか車で店頭に横付けし、サッと降りてサッと入っていく。
 降りるのは男の人だったり、女の人だったり。
 でもみんな一人づつ。
 連れ立って降りてくる人や、歩いてる人は皆無。
 そしてみんな何も話さない。
 「いらっしゃいませ!」とか、そういう言葉も聞こえず
 みんな目顔で会話して、無言で店の中に入っていく。
 そのせいか、すごく車通りもあり、頻繁に降りたりしているのに
 通りはすごく静か。
 人がいるのにシーンと静かで緊張した空気が漂っている、
 不思議な雰囲気。

 面白いなぁ、この街の空気も、景観も。
 何だろう、この「いかがわしいけれど堂々としている」感。
 お店の建物もすごく意匠を凝らし、お金をかけているのも
 わかるのだけれど、洗練とはまた違った方向性。
 だけど、「洗練ではない」ことがここでは正解なのだとわかる。
 ある種、タイガーバームガーデンのような毒々しさと開き直り。
 タイガーバームガーデンは攻撃的な派手さだが、
 こちらは重々しく静かな派手さだ。
 
 町の人達からの白い視線を浴びながら、
 あんまりキョロキョロしたら駄目かなと思いつつ、
 しっかりお店の様子などを見る。
 「高けぇ・・。」というお店が続いた後に
 安いお店があるとすごい記憶に残りますね。
 それと、なんでこんなに値段が違うんだろうと思ったり。
 本当は写真をバシバシ撮りたかったのですが、
 さすがに取れませんでした。
 街の緊迫感に呑まれすぎて。

 “やっぱ凄いところだなぁ・・。”という思いを
 三人とも抱えつつ、ただ黙々と歩く。
 江戸一通り、江戸二通りなど、それぞれの通りに
 名前がついており、通りの最後には通りの名前が入った、
 吉原大門と同じデザインの門柱が立っている。
 「ここで吉原はおしまいですよ。」と教えてくれているみたいだ。
 そしてその門柱の向こう、大きな通りを挟んだその先は
 普通の住宅街が広がっている。
 通り一本で別世界。なんとも不思議だなぁ。

 ひと通り、全ての通りを歩いた後、
 吉原観音と吉原神社にお参りをする。
 吉原観音は関東大震災の被災者を鎮魂するために
 建てられたものだそうで、観音様の周りには
 節目の年ごとに記念塔が建てられていた。
 岩の上の観音様の顔は美しく、とても綺麗だった。
 
 大通りに出た後、タクシーを捕まえて御徒町方面へ。
 タクシーの運転手さんに
 「吉原で遊んできたんですか?」といきなり地雷を踏まれ、
 車内を死のような沈黙が襲う・・みたいな一場面もありましたが。
 「観光なんですよ〜。」と答えたけれど、
 やっぱりあそこは“特殊浴場目的”の人以外は
 殆ど行かない場所なんだなぁと思わされる。

 大門の中で過ごした時間はあまり長くなかったけれど、
 まるで何時間も歩いたような、濃い体験でした。
 見られて良かった、あの街を歩けて本当に良かった!面白かった!
 という吉原散策でした。
 ほんのちょっと、無事に出てこられて良かった・・
 みたいな気持ちも無いわけではないですが。(笑)
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あけまして!

 お正月にたくさんの年賀状見てて思ったんですが、
 辰って可愛くデザインするの、かなり難しい生物ですね。
 干支の可愛くない生物ランキング、かなり上位に
 喰い込むと思います。
 そして、可愛くない干支生物ナンバーワンは、
 私が思うに、来年の蛇・・・。
 
 全干支の中でもかなりかわいい動物、ウサギの翌年から
 可愛くない干支生物のツートップが続くっていうこの
 干支の順番・・。
 計算されつくしたラインナップですね。

 さてさて、こんなどうでもいい考察はいいとして。
 2012年ですね。
 2011年が色々あっただけあって、
 ようやく年が開けたなぁ、と感慨深いです。

 今年のお正月は、予想外のことが色々あって、
 夫のsesamiさんは初めて我が家で過ごすこととなりました。

 私としては、家族とお正月の年の変わり目を過ごすのは
 じつに5年ぶり。
 その家庭、家庭でのお正月の過ごし方があるように、
 sesamiさんの実家とは違う我が家の年越しをして
 「あぁ、久しぶりだなぁ・・・。」と感慨深かったり、
 sesamiさんは我が家のお正月を楽しめているか、気になったり。
 とにかくイレギュラーな事が多くて、久々に刺激的で
 スリリングなお正月でした。

 まぁ、そんなスリリング感じこそが青文家っぽいんだけどね。

 そういえば、初売に仙台の街に行ったのも久しぶりでした。
 人ごみは嫌いなんだけれど、初売と七夕だけは別。
 お祭りですからね。
 あの、浮かれた雰囲気と、景気よく粗品をつけてくれる
 仙台の初売、私は大好きです。
 出かけても、特に何を買うってわけじゃないんですが。
 雰囲気だけ楽しんで、浮かれた気分で帰ってくるっていう
 一番オトクな(ケチな?)楽しみ方をしております。

 そして、箱根駅伝!
 今年は柏原竜二の神憑った走りをバッチリ見ましたよー!
 最後だからどうしても見たかったのよね。
 でも、今年は一人旅でしたね。
 例年の◯人抜き!!みたいなのは無くって、少し残念。
 そういった意味では往路2区がサイコーに面白かったです。
 そして、優勝した東洋大の選手たちが
 みんなタスキを渡す時に笑顔だったことが印象に残りました。
 2区の設楽くんのさわやかな笑顔とか・・
 ホント青春だなぁってグッと来てしまった。
 
 さて、今年は新年早々に目標なども立ててみました。
 これも久しぶり。
 今年は出来るだけ、主体的、能動的に活動するのが目標。

 いろいろな場所に出かけて、色々な事に関わってみたいです。

 今日は1月半ばですが、今のところ
 演劇やライブに行く予定を積極的に組んでいるので、
 まぁまぁ目標に沿っているかな??
 しかし、私は有言不実行の女・・。
 この一年、どこまで目標にそって過ごせるか・・。
 今からちょっと心配ですが、気負うと良い事無いので、
 楽しみながら出来ればと思います。

 やりたいこと、全部デキる子になったらブログのタイトル
 「したいことをやりまくり」にしよう。
 もちろん嘘ですけど。

 

 
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リンゴジャム作ってみた

 本当はこんなブログなんて更新してる場合じゃないー。
 帰省のための荷造りしなきゃー。
 特に今回は、一週間以上の長期滞在だから
 気合入れて荷造りしなきゃー。
 って、こういう時になぜか他のことを
 したくなるのが人のサガ。

 そんな訳で、先日リンゴジャムを作った様子を
 載せたいと思います。

 さて、唐突ですが、今ウチにはリンゴがすごい
 たくさんあります。
 母方の親戚から頂いたもので、これがまた、
 長野県産だから蜜がたっぷりで美味いんだー。
 でもさ、いくら美味しくても・・
 食べ切れないよね。こんなにあったら。
 二人暮らしだしね。
 20111230_220009.jpg
 



 
 これだけじゃなくて野菜室の下段にもあるの。ホラ。
 20111230_220042.jpg
 さらに、こないだまでは野菜室に入り切らないヤツが
 冷蔵室にも入っていたの。
 冷蔵室のヤツラをやっとこ片付けたとこなの。

 こんなに美味しいリンゴを腐らせたりしたら、
 バチが当たる!けど多分もうそのまま食べるのは
 そろそろ・・・限界・・・。

 ということで、初のリンゴジャム作りに挑戦。

 今回のレシピはこんな感じ。
 .螢鵐粥。沓娃哀哀薀燹複海椎蹐い燭蕕舛腓Δ匹海凌字だった。)
 ∈重  350グラム(リンゴの50%
 水   105CC (リンゴの15%
 ぅ譽皀鷁冥繊。械毅達叩淵螢鵐瓦裡%
 
 砂糖の分量は、長期保存するなら50%以上って
 書いてあったので、とりあえず50%で作って見ました。
 その他のパーセンテージは色々なレシピサイトを見て、
 間を取ったり、覚えやすい数字にしたりして適当です。

 では。とりあえずリンゴを剥く。
 20111230_222139.jpg
 
 そして、切る。細かく切る。
 20111230_222201.jpg
 切り方は細ければ何でもいいみたい。
 今回は3個ほどやったんですが、たった3個でも
 切ったり剥いたりするの、大変ーと思ってしまった。

 特に切る作業。もうリンゴ切りマシーンみたいだった。自分が。
 最初は5個やるつもりだったのだけれど、
 大変すぎたのと、3個切った所で量の多さに戰いて断念。

 切ったものは順次、鍋の中へ。
 20111230_222258.jpg
 写真だとルクルーゼに入ってますが、最初はこれより二回りくらい
 小さい鍋に入れていて、半分くらい入れた所で
 鍋の4分の3が埋まり、慌てて移し変えたのでした。

 全部切ったら、水とレモン果汁をいれて、煮ます。
 しばらくすると、沸騰してリンゴの良い香りがしてきます。
 これが半分くらい火が通ったところ。
 20111230_222643.jpg
 一枚目の写真撮比べると白っぽさが無くなってきた感じがしますね。
 透明になるまで煮てしまうと、煮過ぎらしいので
 この段階で砂糖を半分入れます。
 私はきっちり半分なんて測らず、ざぁっと目分量で入れましたが。

 で、更に煮こむ。ぶくぶくと泡立って
 アクが少し出てくるので、取る。
 リンゴが透明になってきたら、リンゴをヘラで潰しながら
 (あんまりりんごの形が残ってないジャムの方が好き。)
 火の通りが均一になるように混ぜてみました。
 適当な所で(リンゴが透明になったくらいで?)
 残りの砂糖も入れました。

 そろそろ最終段階。
 水っぽかった液体も砂糖を全部入れた段階で
 トロリとしてシロップぽくなってます。
 
 もうすぐ出来上がりそうなので、
 ジャムを入れるビンの準備。
 隣のコンロで湯を沸かし、空きビンを
 お湯につけて煮沸消毒。
 頃合いを見てビンを取り出し、清潔な布巾の上に
 乗せて乾かします。(これはきのう何食べた?からの知識。)

 これが煮詰め切った状態のもの。
 20111230_222749.jpg
 うーん、黄金色!美味しそーうー。

 煮沸消毒しておいた空きビンに詰めて、出来上がり!
 20111230_222807.jpg
 あ、後ろの方に、疲れて切るのを断念したリンゴの残りが
 写ってますね・・。
 写真のビンの他に、小さめのビン一個分くらい出来ました。
 ジャムは冷凍できるそうなので、写真のビンの方はとりあえず冷凍。
 
 作ってその日のうちに、クラッカーにつけて試食してみました。
 20111230_222727.jpg
 味は、市販のリンゴジャムより甘酸っぱい。
 何というか、アップルパイの中身みたい。
 もう少し砂糖を入れたら、市販のジャムみたいな味になるのかな??

 さて、作ってみた感想。
 リンゴ3個だと、出来上がりの量は意外に少ない。
 もうちょっと多めに作ってもいいかもしれない。
 
 砂糖50%だと結構甘酸っぱい。
 この甘酸っぱさがリンゴの味なのかレモン果汁の味なのか
 イマイチ分からない。
 というより、レモン果汁の役割がイマイチ分からない。
 腐らないようにとか防カビみたいなものなのかな??
 参考にしたレシピ全てにレモン果汁が取り入れられて
 いたので、入れてみたけれど、抜きでも作れるものなのだろうか。
 レモン果汁入れない方が、リンゴ本来の味を堪能出来る気がする。

 煮詰める時間は意外に長くなかった。
 総合して1時間弱。それでしっかりジャムっぽくなってくれました。
 リンゴはペクチンが多く、ジャムを作る果実としては
 初心者向けだそう。
 そのせいか、初めて作ったけれど、
 あまり難しくなくて、楽しかったです。

 今後は手作りジャムがどのくらい持つのか、カビないかどうか・・・
 というのが問題。
 カビなさそうであれば、ガンガンつくろうと思います。

 それにしても、マイナーな色川のことを書いてみたと思ったら、
 いきなりファンシーなリンゴジャム作りを書いてみたり、
 節操のないブログだなぁ。我ながら。
お食事(自作) | permalink | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

私と色川

 先日、眠れないのに任せてグロ生物画像スレを覗いてしまい、
 そんなのを見て安らかに眠れるほど、
 気持ち悪い人間でもなかったらしく、メガマウスや寄生虫が
 頭にチラついてますます眠れなくなってしまった。

 余談だけれど、南極で目撃例がある「ニンゲン」って
 アレ、明らかにアダム・・・。
 日本語以外での目撃サイトがないのを見ると明らかに捏ぞ(ry
 捏造でなければ、人間は体温が下がると幻覚を見るそうなので
(Ex.八甲田山死の彷徨)、目撃者が幻覚を見たんじゃないかと思います。

 さて、上記のように変なモノを見たり、変なことを考えすぎて
 頭がクルクル回って眠れなくなってしまう時、
 私は良く色川のことを考えます。

 鰻ではなくて、私の好きな武大のほうです。
 いや、鰻も好きだけど。

 何となく、色川に想いを馳せると、落ちつく。
 眠れなくて、ささくれだった神経が少し藍色になる気がする。

 色川の本は私のところに来るべくしてやってきたように思う。

 最初の出会いは古本屋だった。
 下高井戸のお気に入りの古本屋で(今は移転してしまった。)
 彼の最後の長編作品を見かけたのだった。
 「狂人日記」とタイトルされたその本は、強烈な引力を持っていた。
 そこから何か、磁力のようなものが出ているようで、
 私はしばらく目を離せなくなった。
 その時は色川のことは何も知らなかったのに。
 
 でも、買ってはいけない、と思った。
 こんなイカニモな、「狂人日記」なんて本、
 一人暮らしの本棚に置いておいたら、恐ろしすぎる。
 そう思ったのだ。
 夜中に一人の部屋で、一人っきりで、
 そんな本を読んでしまったら、
 本当に狂人になってしまうかもしれない。
 それはちょっと嫌だった。

 結局その時は買わずに、引力に逆らって古本屋を出た。
 
 それからどのくらい経った頃だろう、忘れてしまったが
 それほど仲良くなかった知り合いと小説談義をしていた時に
 「あなたは色川武大の小説を読んだほうがいいですよ。」
 と、突然言われた。

 すぐに前述の古本屋で見かけたあの本が、ぱっと思い浮かんだ。
 何故だかわからないが強烈に印象に残った本が、
 また自分に巡りあわせている。そういうふうに思った。

 だけど、私は天邪鬼なので、というか、何となく薦められれば
 薦められるほど、すぐには読む気にはなれず、「とにかく、すごい
 人生を送っている人だから、すごい小説ですよ。」という言葉も
 重たく感じて、読まずにやり過ごしていた。

 そして、その更に半年後くらいに、一人暮らしをしている私のところに
 高校時代の親友がやってきた。
 彼女は「この本、青文が好きそうと思って。おみやげ代わりに。」と言って
 私に色川武大の「怪しい来客簿」を手渡した。

 「あぁ、これ、他の人にも薦められて気になってた作家なんだ。」
 と、私は友人にお礼を言った。
 とうとう来たねぇ、と思っていた。

 これが私が本格的に色川を読み始めるまでの話。
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