3Hの生活 

トリプルエイチのセイカツ
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私と色川

 先日、眠れないのに任せてグロ生物画像スレを覗いてしまい、
 そんなのを見て安らかに眠れるほど、
 気持ち悪い人間でもなかったらしく、メガマウスや寄生虫が
 頭にチラついてますます眠れなくなってしまった。

 余談だけれど、南極で目撃例がある「ニンゲン」って
 アレ、明らかにアダム・・・。
 日本語以外での目撃サイトがないのを見ると明らかに捏ぞ(ry
 捏造でなければ、人間は体温が下がると幻覚を見るそうなので
(Ex.八甲田山死の彷徨)、目撃者が幻覚を見たんじゃないかと思います。

 さて、上記のように変なモノを見たり、変なことを考えすぎて
 頭がクルクル回って眠れなくなってしまう時、
 私は良く色川のことを考えます。

 鰻ではなくて、私の好きな武大のほうです。
 いや、鰻も好きだけど。

 何となく、色川に想いを馳せると、落ちつく。
 眠れなくて、ささくれだった神経が少し藍色になる気がする。

 色川の本は私のところに来るべくしてやってきたように思う。

 最初の出会いは古本屋だった。
 下高井戸のお気に入りの古本屋で(今は移転してしまった。)
 彼の最後の長編作品を見かけたのだった。
 「狂人日記」とタイトルされたその本は、強烈な引力を持っていた。
 そこから何か、磁力のようなものが出ているようで、
 私はしばらく目を離せなくなった。
 その時は色川のことは何も知らなかったのに。
 
 でも、買ってはいけない、と思った。
 こんなイカニモな、「狂人日記」なんて本、
 一人暮らしの本棚に置いておいたら、恐ろしすぎる。
 そう思ったのだ。
 夜中に一人の部屋で、一人っきりで、
 そんな本を読んでしまったら、
 本当に狂人になってしまうかもしれない。
 それはちょっと嫌だった。

 結局その時は買わずに、引力に逆らって古本屋を出た。
 
 それからどのくらい経った頃だろう、忘れてしまったが
 それほど仲良くなかった知り合いと小説談義をしていた時に
 「あなたは色川武大の小説を読んだほうがいいですよ。」
 と、突然言われた。

 すぐに前述の古本屋で見かけたあの本が、ぱっと思い浮かんだ。
 何故だかわからないが強烈に印象に残った本が、
 また自分に巡りあわせている。そういうふうに思った。

 だけど、私は天邪鬼なので、というか、何となく薦められれば
 薦められるほど、すぐには読む気にはなれず、「とにかく、すごい
 人生を送っている人だから、すごい小説ですよ。」という言葉も
 重たく感じて、読まずにやり過ごしていた。

 そして、その更に半年後くらいに、一人暮らしをしている私のところに
 高校時代の親友がやってきた。
 彼女は「この本、青文が好きそうと思って。おみやげ代わりに。」と言って
 私に色川武大の「怪しい来客簿」を手渡した。

 「あぁ、これ、他の人にも薦められて気になってた作家なんだ。」
 と、私は友人にお礼を言った。
 とうとう来たねぇ、と思っていた。

 これが私が本格的に色川を読み始めるまでの話。
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