3Hの生活 

トリプルエイチのセイカツ
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母と東京一日旅行 平成中村座編

 さて、お待ちかね!平成中村座5月大歌舞伎だ。
 
 浅草の浅草寺雷門前で妹Yと落ち合う。
 妹Yは大学がとても忙しいらしく、少しお疲れ気味。

 それでも、大好きな歌舞伎、しかも見る機会の少ない
 中村座とあって嬉しそう。

 私も中村座に行くのは初めてなので俄然テンションが上がる。


 中村座は隅田公園内の特設会場での上演。
 特設会場は何回か行っている新橋演舞場とは
 だいぶ違っていて、本当に江戸時代の芝居小屋、
 といった雰囲気。
 20120520_182802.jpg
 何となく、格式高い感じの無い、親しみやすい入り口。

 入り口のところは開場を待つ人で混みあい始めていた。
 私と母と妹Yも、イヤホンガイドを借りるかどうか等を
 相談しながら、開場をじっと待つ。
 
 20120520_182941.jpg
 中村座、と書かれた酒樽(?)
 歌舞伎座の入り口には必ずこういうのがあるが
 どういう由来があるんだろう。

 入り口をくぐって中に入ると、
 職人さんの実演販売のブースがあり、
 その奥にお弁当やグッズ売り場のスペースが。

 歌舞伎は鑑賞しながら食べる幕の内弁当も楽しみの一つ
 ということで、まずはお弁当を三人分ゲットする。
 夜の部ということで、完売御礼の札がついたお弁当もチラホラ。


 劇場内は土足厳禁ということで、
 入り口でビニール袋を渡される。
 中に入ると、内装は更に江戸情緒だたよう感じだった。
 江戸時代の芝居小屋に近い雰囲気を目指している、
 ということがよく分かる。

 椅子の席と、
 20120520_183116.jpg
 


 お座布団の席。
 20120520_183404.jpg


 お座布団の席なんか、本当に庶民的な雰囲気で
 (席代は庶民的ではないのだが。笑)
 昔の芝居小屋もこんな感じだったのかなぁと想像してしまう。

 20120520_183135.jpg
 中村座の提灯。カッコイイ。

 20120520_183242.jpg
 オイラのお席。着いて数分しか経っていないのに、
 既にゴチャゴチャして汚い。

 舞台の上にかけられている縞模様の幕も、
 普段とは違う色あいに見える。
 中村座仕様の特別なものなのだろうか。

 さて、今回の演目は、
 「毛抜き」    (主役 中村橋之助)
 「志賀山三番叟」 (主役 中村勘九郎)
 「髪結新三」   (主役 中村勘三郎)

 どれも面白かったのですが、
 色んな意味で度肝を抜かれ、心を打たれたのは
 何といっても「髪結新三」!
 さすがの勘三郎、といった内容でした。
 
 髪結新三のストーリーをざっと説明すると
 お金に困った材木問屋の女将が自分の娘に婿をとり、
 その婿にお金を持ってきてもらって(持参金)
 問屋を立てなおそうとする。
 しかし、その縁談が嫌な娘さんとその恋人の丁稚は
 髪結師の新三に入れ知恵され、髪結新三の家に
 娘さんを隠し、一緒に逃げることに。
 しかし、娘さんが自分の家に来たとたん新三の態度が一変。
 娘さんを人質に、材木問屋からお金を巻き上げる事を画策。
 そこへ、地元の親分さんや
 新三が住む長屋の大家さんも絡んできて・・。
 娘さんの運命やいかに!?新三は結局、身代金をゲットするのか?
 というお話。

 つまり、中村勘三郎演じる髪結新三は悪役。
 作中では、刑務所帰りの札付きのワルってことになってます。

 ところがこれがカッコイイのよ。
 ワルなのに。悪役なのに。
 歌舞伎はワルい役が格好いいってこういうことなのかぁ、
 と今回はじめて実感しました。

 いつもの人の良さそうな勘三郎のイメージはどこへやら。
 ギラギラして、危なくて、ものすごく攻撃的で、
 だけど強烈に魅力的。
 そんな勘三郎を初めて見ました。
 
 お嬢さんを自宅に連れ込んだ後の帰り道、
 髪結新三の態度が豹変する場面です。
 雨が降りしきる中、丁稚と二人での帰道。
 丁稚が買った番傘を独り占めして、
 「近寄るんじゃねぇよ、濡れるじゃねぇか。」といった風に
 突き放します。
 
 あれ?さっきまでの優しそうな髪結いのオジサンは何処いったの?
 どうしてそんなに顔つきが変わっているの??
 見ている私も丁稚と同じ立場みたいに、ドキドキします。
 嫌な予感で胸がいっぱい。
 新三の目つきが残酷で、これぞピカレスク・ロマンといった雰囲気。

 そして材木問屋のお嬢さんを手篭めにして、
 押入れに閉じ込めて(ほんとにヒドイね。)、
 取り成しにやってきた地元の親分さんとやりとりする場面。
 
 江戸時代の地元の親分さんといえば、まぁつまりヤクザ。
 それを相手に一歩も引かないふてぶてしい態度で
 「この女は俺のことがスキでついてきたんですよ。」
 と言います。
 その、親分さんをちょっと小馬鹿にしたようにクスリと
 笑いながら言う仕草も、いかにもワルい男といった感じで
 色気たっぷりです。

 あぁ、カッコイイなぁ。ワルいなぁ。とウットリしてしまいます。
 
 やはり、平成中村座と言えばやっぱり主役は中村勘三郎。
 中村一門で盛り上げる舞台とはいっても、
 中心の勘三郎はやはり別格で光り輝いておりました。
 
 最後の演目で中村勘三郎の魅力を思う存分味わった、
 そんな平成中村座でした。
 
 
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